特別支援学校オーケストラコンサート
【弦楽四重奏】 今年最後の特別支援学校オーケストラコンサートを12月18日(月)、富山市の高志(こし)支援学校で開催しました。 同校は、肢体不自由のある児童生徒のための特別支援学校で、小学部・中学部・高等部の3学部があります(在校生74名)。すぐ隣には富山県リハビリテーション病院・こども支援センターがあり、治療や訓練を受けるために入所または通所しています。 今回はクリスマスも近いということもあって、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の弦楽四重奏メンバーに「ジングルベル」なども演奏してもらいました。演奏に合わせて歌うコーナーもありました。「さんぽ」のときは歌声があまり聞こえませんでしたが、「ビリーブ」で少し聞こえるようになり、四重奏に音楽の先生のピアノ演奏も加わった「校歌」のときには、よく聞こえるようになりました。 石政佳恵(いしまさ・よしえ)校長先生は、「子供たちにオーケストラ音楽を聴かせようと思っても、なかなか外に連れ出すことができない。訪問していただくと、在校生全員が演奏を聴くことができるので、本当にありがたい。今日、子供たちの様子をずっと見ていたが、表情がだんだんと柔らかくなってきた。子供たちは今日のコンサートを心から楽しんだのだと思う」と話しておられました。 この日は児童生徒、先生方のほか、保護者や隣の病院・センター関係者の方も多く来場され、約200名でコンサートを楽しんでくださいました。