内容:打楽器奏者による「ボディパーカッション」を実施しました。「楽器がなくても、音符が読めなくても、歌が上手に歌えなくても、誰もが参加できる音楽」という視点から「ボディパーカッション」を取り上げ、音楽の最も大切な要素の一つ「リズム」を学びました。 授業は打楽器奏者の佐々木さんが「はじめまして」のご挨拶の代わりにスネアドラムをたたき始めました。こどもたちは、この切れのいい演奏に釘付けになっていました。続けて、スネアドラムのリズムに合わせて、手をたたく練習。その後、3グループに分かれ、各グループごとに異なるリズムの練習をしました。子どもたちが要領をつかんだ後、各グループのリズムを重ねていき、他のグループの音につられないよう体でリズムを刻んでいると、途中で音が止まったり始めに戻ったりしながらも、授業の最後には3つのリズムがきれいな層になり、子どもたちも満足な表情でした。
内容:作曲家から、音楽をつくること、音楽のおもしろさの秘密について学びました。まずは、作曲家の福嶋さんが、コードは、響きの違い「暗い感じ、明るい感じ」を表現する伴奏のもとになるものだと説明しました。そして『ドレミの歌』を「楽しく」または「悲しく」と、歌詞のかわりに♪ラララ〜♪で歌い、コードを変えることによって曲想がガラッと変わることを感じてもらいました。 次に、3拍子やジャズ風の『ドレミの歌』を聴き、同じ曲でもコードや拍子によって雰囲気が変わるということを知り、色々な『ドレミの歌』を聴きながら「いまのはどんな感じに聴こえましたか?」の問いに、子どもたちは「楽しい感じ」「元気な感じ」「悲しい〜」等の反応がすぐに返ってきました。また、オーケストラの楽器の種類や役割についてDVDを見ながら、夏に行われたホールコンサートの話を交えて、たくさんの楽器とたくさんの人が参加しているオーケストラがどのように音楽を作り上げているのかも学びました。
内容:今回は、普段子どもたちがあまり目にすることのない弦楽器の種類や仕組み、またその音を聴き魅力を体感しました。 まず弦楽器の構造についてのお話。「ヴァイオリンの中には何が入っているでしょうか?」「弓には何の毛が使われているでしょう?」答えは3択のクイズ形式で子どもたちに次々と問いかけていきました。そして、ヴァイオリンを個々に分解した模型を使い、ヴァイオリンの中にある「こんちゅう(魂柱)」を見たり、また拡声器のついた珍しいヴァイオリンも登場し、その形に驚いていました。大きさの違う弦楽器「ヴィオラ」「チェロ」については、音色の違いを聴き比べました。 最後にはこの季節にふさわしくヴィヴァルディ作曲『四季』から「秋」、そしてリムスキー=コルサコフ作曲『シェヘラザード』から「若い王子と王女」の演奏を鑑賞しました。演奏を聴いた子どもたちからの感想には「リーダーが色々な人に合図を送って演奏していて、すごいなと思いました」「演奏がうまくて目をつぶって聴いてしまいました。」など、弦楽器の音色に魅了された様子でした。
内容:初めてのワークショップは、子どもたち全員の合唱「ビリーブ」で始まりました。山下さんは、同校の合唱部の活動が伝統的に盛んであることを知り、合唱部の子どもたちに「ビリーブ」を歌ってもらい、みんなで鑑賞しました。 そのあと全員に、ハーモニーがさらに豊かに響くように歌おうとアドバイスがあり、最初に歌った時よりももっとのびやかな歌声が体育館いっぱいに響き渡りました。 山下さんが「将来なりたいものがある人!」と問いかけると、それぞれの夢を元気にこたえる子どもたち。山下さんは「僕はずっと指揮者になりたかったんだ。夢を持ち続けて、夢に向かって頑張れば夢が叶うよ」と熱く語る姿に子どもたちは、熱心に耳を傾けていました。
対象:1〜6年生 テーマ:「音楽の世界へレッツ・ゴー!」〜オーケストラの魅力を発見しよう!〜
内容:オーケストラを構成する4つの楽器群について、それぞれの音色や音のでる仕組みを身近な道具で体験しました。例えばトランペットの代わりに、やかんの注ぎ口にホースをつけたもの、オーボエに代わり空き瓶き瓶やストロー使って、音の出る仕組み、楽器の構造をについて学びました。普段よりずっと近くで、やかんや瓶を器用に使い、演奏する楽団員の姿を見て親近感をもったようでした。 子どもたちの感想の中から一部ご紹介いたします。 ・「ストローで、えんそうするときは、音などが出るのかな?と思いましたが、ふしぎな音が出たのでたのしかった」 ・「瓶を使った演奏では、中の水の量を変えると音が変わることにびっくりしました」
対象:1年生 テーマ:「音楽のせかいへ」〜みんなの体を楽器にしちゃおう リズム・リズム・リズム〜
内容:打楽器奏者を講師に迎え、「ボディパーカッション」を実施しました。 講師の佐々木さんがスネアドラムをたたき出すとそのスティックの動きの早さに驚いた子どもたちは、興味津々でそのまわりを取囲みました。「このスネアドラムは学校にあったものだよ」と話すと「えーうそぉ」とすぐに生徒たちは素直な反応をみせ、一気に先生との距離が近くなりました。自分のひざやお腹をたたいて音を出すのが楽しくて、子どもたちがキャーキャーと歓声を上げながらリズムの練習。各自バラバラだったリズムもだんだんとかみ合ってきて、最後の「やぁ!」のかけ声もぴったりと合ってきました。 子どもたちからは間近で聴く太鼓の響きとスティックをあやつる奏者の姿に刺激をうけた様子で「講師の佐々木さんがたたいていた太鼓がすごく早くてびっくりした」。また「太鼓の音と一緒にリズムをたたくのが楽しい」と、汗をかきながら思い切りリズムを刻んでいました。
対象:4年生 テーマ:「音楽のせかいへ レッツ・ゴー!」 『ドレミの歌』が大変身!?〜おもしろ編曲入門〜
内容:はじめに講師の福嶋さんから、作曲家は普段どんなことをしているのか、というお話がありました。その後、子どもたちもよく知っている『ドレミの歌』を、福嶋さんがピアノを弾きながら、さまざまな表情で歌い分けていきました。この表情の違いは、コードというものがあり、響きの違い「明るい感じ」「暗い感じ」を表現する伴奏のもとになるものがあるからだと説明しました。 福嶋さんの伴奏で、コードやリズムを変えた『ドレミの歌』を歌詞のかわりに♪ラララで子どもたちが歌うと、それぞれに「すごく元気な感じ」「とても素敵な感じ」「おしゃれな感じ」等、表情の違う歌になりました。 また、オーケストラで使用している主な楽器のお話があり、楽器の音色によって描こうとする音の世界が変わるということ〜例えば金管楽器なら力強い感じ〜など、曲のイメージは演奏する楽器によっても変わることを学びました。
対象:3年生 テーマ:「音楽のせかいへ レッツ・ゴー!」 「弦楽器って どんなかな?」 〜弦楽器入門編〜
内容:子どもたちが普段あまり目にすることがない弦楽器。その種類や仕組みについてわかりやすく解説しました。弦楽器への関心を高め、その美しさを体感しました。 まずは楽器の構造について、クイズ形式で答えを選択していきます。子どもたちは当たったり、はずれだったり、一つ一つのクイズに大きく反応していました。楽器にとって大切な道具にも触れる機会となりました。弦に塗る松ヤニのにおいを嗅いでは、「へんなにおい」「はちみつみたいだけど、ちがう」とそれぞれ率直な感想を述べていました。この松ヤニを塗った時と塗らない時とでは、音の出方に違いがあることを聴き比べました。またヴァイオリンのパーツ一つ一つの説明を受けながら、パーツを組み合わせて出来上がっていくヴァイオリンの形をわくわくした表情でみつめていました。楽器の構造を学んだあとの弦楽四重奏の鑑賞では、みんな熱心に耳を傾けている姿が印象的でした。
【曲目】 メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」より“序曲”“間奏曲”“夜想曲”“スケルツォ” ショパン:アンダンテ・スピアアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
♪第1部 ハイドン:「セレナーデ」より第1楽章 J・ウィリアムス:映画「シンドラーのリスト」よりテーマ 久石譲:映画「魔女の宅急便」メドレー シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」より第4楽章 ♪第2部 イベール:3つの小品 木管五重奏について解説・奏者の紹介・曲目解説 J・シュトラウスU:ワルツ「美しく青きドナウ」 梶賀千鶴子(詞)・鈴木邦彦(曲):「すてきな友達」 松井五郎(詞)・馬飼野康二:「ハナミズキ」 (アンコール)杉本竜一(詞・曲):「ビリーブ」